“悍馬”の読み方と例文
読み方割合
かんば100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
但し弾機ばね一個不足とか、生後十七年、灰色のぶちある若き悍馬かんばとか、ロンドンより新荷着、かぶおよび大根の種子とか、設備完全の別荘
(新字新仮名) / ニコライ・ゴーゴリ(著)
そこで、ピシリッとまた一むち悍馬かんばをあおッた竹屋三位は、菜種なたねの花を蹴ちらして、もうもうと皮肉な砂煙を啓之助に残して行った。
鳴門秘帖:03 木曾の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
悍馬かんば足曳あしびきに三人鈴なりのてい雑沓ざっとうの護摩堂付近へ馬を乗り入れたとき、ちょうど群集を斬りはらいながらたち現われた左膳と、バッタリ——。
丹下左膳:03 日光の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)