“悍気”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かんき88.9%
カンキ11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
高氏の駒、直義の駒、上杉の駒、師直の駒、どれも悍気かんきりんりんな毛づやの映えを見せ、それぞれのタテ髪を鎌倉のさくら若葉が吹きなでていた。
私本太平記:07 千早帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
(この頃、お手に入れた黒鹿毛は、悍気かんきがつよいと仰っしゃって、お乗りにもならずに厩につないであるようですから、あれを差上げてはどうでしょう)
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
タヒラニシテ、敵ノ上方勢ヲ見ルニ、武具馬具光リ輝キ、将卒ノ気ハミナビヤカニ、陣装ヂンサウ燦爛サンラン、馬ハ長大ニシテ、悍気カンキ高ク、海外ヨリ得タル新兵器ト火薬ナドノ物智ブツチケ、武者立チ、イカメシク
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)