“長”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なが43.2%
18.3%
たけ6.2%
おさ4.6%
3.0%
なんが2.9%
とこし2.9%
ちょう2.7%
をさ2.5%
なげ2.1%
ちやう2.1%
とこしな1.5%
とこ1.0%
ながし0.6%
なご0.6%
0.6%
かしら0.4%
とこしえ0.4%
のび0.2%
そだ0.2%
おとこ0.2%
ちよう0.2%
ながさ0.2%
なん0.2%
をさの0.2%
タケ0.2%
ヲサ0.2%
とこしへ0.1%
0.1%
おお0.1%
かみ0.1%
こう0.1%
たか0.1%
つかさ0.1%
とこしなえ0.1%
ながら0.1%
0.1%
0.1%
ひと0.1%
ひとこのかみ0.1%
ひとと0.1%
0.1%
0.1%
ダケ0.1%
ナガ0.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だい一に、五つの小説しょうせつがあり、そのなかで『ジャン・クリストフ』は、いちばんながいもので、そしていちばん有名ゆうめいです。
ジャン・クリストフ (新字新仮名) / ロマン・ロラン(著)
皮肉を云はれながらも、所天をつとがいつに無く多少のうち解けを見せるのが、千代子には嬉しかつたらしい、で、ながちりをしてゐたので、
泡鳴五部作:01 発展 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)
ククと吹く、カタカタ、ククと吹く、カタカタ、蝶々の羽で三味線さみせんの胴をうつかと思われつつ、静かにくる春の日や、お蔦の袖に二三寸。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
それから、犬射復六は小肥りに肥った小男で、年配はほぼヴィデと同じくらいであるが、一方彼は詩才にけ、広く海洋の詩人として知られている。
潜航艇「鷹の城」 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
パッフ・アッダーはほとんどアフリカ全部に産し、たけ四、五フィートに達する大毒至醜の蝮で、その成長した奴は世界でもっとも怖るべき物という。
さすがに老婆も驚いたが、抱いていた頼正を投げ出すと、スックとばかり立ち上がつた。身のたけ天井へ届くと見えたが、これはもちろん錯覚である。
八ヶ嶽の魔神 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
播磨守泰親は陰陽博士おんようはかせ安倍晴明あべのせいめいが六代の孫で、天文亀卜きぼく算術のおさとして日本国に隠れのない名家である。
玉藻の前 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
「私、殿の内命を受け、杉窪の里へまかりこし、二代目のおさ楠右衛門なんえもんについて、取り調べましたところでは、それに相違ございません」
剣侠受難 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「保険社員もそう云うのよ。寿命は自分の自由にはなりません。決心できが出来るものなら、誰も死ぬものはございませんって」
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
ガラツ八の八五郎は、晝寢起きらしいんがい顎を撫でて、それでも世間並のことを言ふのです。
ガラッ八はなんがあごをブルンとでるのでした。神田から日本橋へかけて、この顔を知らないものは江戸っ子のもぐりみたいなものです。
十手と捕縄と、啖呵たんかと、なんがい顔と、あらゆる攻め道具を試みましたが、婆アは、遠藤左馬太に買収されたとは言ってくれません。
「かくてあらば」と女は危うきひまに際どくり込む石火の楽みを、とこしえにづけかしと念じて両頬にえみしたたらす。
薤露行 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
(憶ふ昔し曾て曲水のほとりに遊ぶや、未だ春ならざるにとこしへに春を探るの人有りしに、春に遊ぶの人尽きて空く池在り、直ちに春の深きに至りて春に似ず。)
閑人詩話 (新字旧仮名) / 河上肇(著)
今、世の人心として、人々ただちに相接すれば、必ず他のたんを見て、そのちょうを見ず、己れに求むること軽くして人に求むること多きを常とす。
学者安心論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
その少年は船宿「千本」のちょうの同級生で、背丈が小さく、からだせているが、頭だけが大きく、しかもはちがひらいていた。
青べか物語 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
わが淑女いたく悦びて我にいふ。見よ、見よ、かのをさを見よ、かれの爲にこそ下界にて人ガーリツィアにまうづるなれ。 一六—一八
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
ダニエル書の中に、ダニエルが示現まぼろしを見たところに「をさたる君の一なるミカエル来たりて我を助けたれば、我勝ち留りてペルシヤの王たちの傍にをる。」
ミケル祭の聖者 (新字旧仮名) / 片山広子(著)
新「なんだ、エヽなげえ夢を見るもんだ、迷子札は、お、有る/\、なんだなア、え、おい若衆わかいしゅ/\、咽喉はなんともねえか」
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「なア、東作、夜はなげえ、まず御輿みこしを据えて飲むがいい。——そのうちにはお富も、一と晩経てば、一と晩だけ年を取るというものだ」
棠軒の家には正月に長女ちやうが生れた。公私略に「甲寅正月廿四日朝卯中刻女子出産、名長」と云つてある。後に津山碧山に嫁した長子刀自である。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
襄邑じやういふちやう、そのとき思入おもいれがあつて、じつとると、つね貧弱ひんじやくねずみのみ。
間引菜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
それより宝塔とこしなへに天に聳えて、西よりれば飛檐ひえん或時素月を吐き、東より望めば勾欄夕に紅日を呑んで、百有余年の今になるまで
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
まあ、この小舎は、ちょうどこの沙原を通る旅人の命を取るためにとこしなえに解らない謎となって、この沙漠に建てられた小舎だということを知らない。
日没の幻影 (新字新仮名) / 小川未明(著)
ける日は追えども帰らざるに逝ける事はとこしえに暗きに葬むるあたわず。思うまじと誓える心に発矢はっしあたる古き火花もあり。
薤露行 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
妻の墓はいま下谷谷中の天王寺墓地にあり、その墓碑の表面には私の咏んだ句が二つ亡妻へのとこしなえの感謝として深く深く刻んであります。
……なにかんがへたか、いづれ周章あわてたまぎれであらうが、神田かんだ從姉いとこ——松本まつもとながしあね口説くどいて
火の用心の事 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
昭和十年十二月十二日 七宝会。松本ながし氏追善。不忍池しのばずのいけ畔雨月荘。
五百句 (新字旧仮名) / 高浜虚子(著)
かがやかしい、希望きぼうちた、なつあいだは、かなりなごうございました。しかし、そのうちに、あきとなったのであります。
大きなかしの木 (新字新仮名) / 小川未明(著)
お月様がだんだん西に傾いてゆきました。それと一所に湖の水がすこしずつ澄んで来るように見えました。けれども、花の鎖は引いても引いても尽きないほどなごう御座いました。
ルルとミミ (新字新仮名) / 夢野久作とだけん(著)
蓮は、池のも、田居のも、極度にけて、ツボミの大きくふくらんだのも、見え出した。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
心ヲ、タヒラニシテ、敵ノ上方勢ヲ見ルニ、武具馬具光リ輝キ、将卒ノ気ハミナビヤカニ、陣装ヂンサウ燦爛サンラン、馬ハ長大ニシテ、悍気カンキ高ク、海外ヨリ得タル新兵器ト火薬ナドノ物智ブツチケ、武者立チ、イカメシク、軍律ヨク行ハレテ、遠ク大坂ト海ヲ隔ツトイヘドモ、前線、常ニ秀吉ノ在ルガ如シ。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
海洋の支配者マイケルが聖書に出てくる天使のかしらマイケル(ミカエル)と同一であるかどうかはわからないが、たぶんは、さうだらうと言はれてゐる。
ミケル祭の聖者 (新字旧仮名) / 片山広子(著)
さまで美しというにあらねど童には手ごろの生き物ゆえかしら寵愛ちょうあいなおざりならず、ただかの青年わかものにのみはその背を借すことあり。
わかれ (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
……雲を貫く、工場の太い煙は、丈に余る黒髪が、もつれて乱れるよう、そして、さかさまに立ったのは、とこしえに消えぬ人々の怨恨うらみと見えた。
南地心中 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
とこしえに辛苦せしむるなかれ。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
唐の世の僧義存ぎそんぼつしてのちしかばね函中はこのなかおき、毎月其でしこれをいだし爪髪つめかみのびたるを剪薙はさみきるをつねとす。
唐の世の僧義存ぎそんぼつしてのちしかばね函中はこのなかおき、毎月其でしこれをいだし爪髪つめかみのびたるを剪薙はさみきるをつねとす。
それはいつからとも、わかりませんが、月日のつのにつれて、アヤ子の肉体が、奇蹟のように美しく、麗沢つややかそだって行くのが、アリアリと私の眼に見えて来ました。
瓶詰地獄 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
居士は東京とうけいに生れ東京とうけいそだちたる者なり。
松の操美人の生埋:01 序 (新字新仮名) / 宇田川文海(著)
翌朝よくてうおとこ神酒みき供物くもつそなふ、うしろさまにすゝみさゝぐ、正面にすゝむを神のいみ給ふと也。
翌朝よくてうおとこ神酒みき供物くもつそなふ、うしろさまにすゝみさゝぐ、正面にすゝむを神のいみ給ふと也。
そろひの裕衣ゆかたは言はでものこと、銘々に申合せて生意気のありたけ、聞かばきももつぶれぬべし、横町よこてう組と自らゆるしたる乱暴の子供大将にかしらちようとて歳も十六
たけくらべ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
つるぎ岳、冠まつ、ウジちようくまのアシアト、雪渓せつけい、前つるぎ
冠松次郎氏におくる詩 (新字旧仮名) / 室生犀星(著)
幅が三尺くらい、ながさは一間半もあるか、それを二つに仕切って一つには白い湯が這入はいっている。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
つづく雨のよいに、すこしやまいひまぬすんで、下の風呂場へ降りて見ると、半切はんきれを三尺ばかりのながさに切って、それを細長くたてりつけた壁の色が、暗く映るの陰に、ふと余の視線をいた。
思い出す事など (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
ガラツ八はなんがい顏を一倍長くして見せました。少し仕方噺になりますが、本人の眞劍さは疑ふ可くもありません。
八五郎のなんがい顎はこの辺までよく売れております。
板額女はんがくぢよ加治かぢ明神山の城主をさの太郎祐森すけもりしつ、古志郡のさんなり。
板額女はんがくぢよ加治かぢ明神山の城主をさの太郎祐森すけもりしつ、古志郡のさんなり。
琴の頭・琴の尾に千繒高繒チハタノタカハタを置いて、七日七夜の間神意を問はれた(神功紀)とあるのは、沢山のタケの高い幣束で琴の周りをとり捲いて、神依り板に、早く神のより来る様に
幣束から旗さし物へ (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
ダケとは着長キタケに対した語で、頭をもこめたタケの義であらう
方言 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
舞ひは、此神態カミワザヲサと言ふ風に解せられてゐる人長ニンヂヤウがするので、其も主として、初めの「採物トリモノ」に行はれる。
神楽記 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
許されて 剣とり帯く民のヲサ。民はぐゝみに、ふるへ。ごゝろ
橘曙覧評伝 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
しかも、かまとこしへれぬところをりから枯葉かれはなかいて
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
うちこそ、みねくもに、たにかすみに、とこしへふうぜられて、自分等じぶんら芸術げいじゆつかみ渇仰かつがうするものが、精進しやうじんわしつばさらないでは、そま山伏やまぶし分入わけいこと出来できぬであらう。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
かつ/″\も、いやさきてる をしまかむ(神武天皇じんむてんのう
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
野枝さんも児供が産れるたびに、児供がおおきくなるごとに青鞜せいとう時代の鋭どい機鋒きほうが段々とまるくされたろうと思う。
最後の大杉 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
くしかみ 常世とこよにいます
実業熱がこうじて待合入りを初めてから俄かにめかし出したが、或る時羽織を新調したから見てくれと斜子ななこの紋付を出して見せた。
二葉亭余談 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
いうことば半ばにして海野はまた感謝状を取直し、ぐるりと押廻して後背うしろなる一団の軍夫に示せし時、戸口に丈たかき人物あり。
海城発電 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
めえまア許してくれ堪忍してくれと云うが、物の理合りあいを宜く考えて見なせい、人と云うものは息ある物のつかさと云って、此のくれえな自由自在な働きをするものはねえのだ、向うへきてえと思えば自然とむこうへ歩いてかれ
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
君子くんしたいらかにして蕩々とうとうたり、小人しょうじんとこしなえ戚々せきせきたり」
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
「こんな面白くない世の中に生きながらえているよりは、いっそ死んでしまった方がましだ」
屋根裏の散歩者 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
十一節に「あしあに泥なくてびんや、よしあに水なくして育たんや」とありて、この二つの植物が水辺に生ずるものなることを示している。
ヨブ記講演 (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
にはの四ほん青竹あをだけつたなはあかあをきざんだ注連しめがひら/\とうごきながら老人等としよりらひとつに私語さゝやくやうにえた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
ひととなるに及びてわいわいしくて才学かど有り、もっと文筆ふみつくることこのむ。詩賦しふおこり、大津より始まれり……。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
遼邈之地とほくはるかなるくになほ未だ王沢うつくしびうるほはず、遂にむらに君有り、あれひとこのかみ有り、各自おの/\さかひを分ちて、もつて相凌躒しのぎきしろふ。
二千六百年史抄 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
はたせるかなひととなりて荊州けいしう刺史ししとなるや、ひそか海船かいせんあやつり、うみ商賈しやうこ財寶ざいはう追剥おひはぎして、とみいたすことさんなし。
唐模様 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
病気のために失心して、娑婆も、苦労も忘れたか、不断年よりけた女が、かえって実際より三つ四つも少ないくらい、ついに見ぬ、薄化粧で、……分けて取乱した心から、何か気紛れに手近にあったを着散したろう、……座敷で、お千世がいつも着る
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
麦藁細工むぎわらざいくが化けたようで、黄色の声でせた事、ものを云う笛を吹くか、と希有けぶに聞える。
陽炎座 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
ダケとは着長キタケに対した語で、頭をもこめたタケの義であらう
方言 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
この語の内容には、霖雨リンウ(ながめ)、ナガむなどいふ別種の言語の感じも伝習的に附け加へられて、一種の憂鬱なおもひに耽つて居る時分の有様を表はすに適当な語となつて居るが、「眺」の意は、明かに存して居る。
古歌新釈 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)