“ヲサ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:をさ
語句割合
25.0%
25.0%
16.7%
16.7%
8.3%
通弁8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それが更に、短歌分化の根本律たる末句反乱の癖の再現した為に、最後に添加せられた7の囃しヲサめの力がはたらきかけて「575・777」と言つた諷誦様式を立てさせた。
郎女が、奈良の御館からとり寄せた高機タカハタを、てたからである。機織りに長けた女も、一人や二人は、若人の中に居た。此女らの動かして見せるヲサの扱ひ方を、姫はすぐに會得ヱトクした。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
イニシヘヨリ源平両家、テウツカヘテ、平氏世ヲ乱ストキハ、源氏コレヲシヅメ、源氏世ヲヲカス日ハ、平家コレヲヲサ
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
許されて 剣とり帯く民のヲサ。民はぐゝみに、ふるへ。ごゝろ
橘曙覧評伝 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
恐らくは、謡ひヲサめの末歌ではなからうか。
わりあひに変動の尠かるべきはずだからと言ふので、名詞の内容を千年・二千年に亘つて変らぬと考へる人は、通弁ヲサなしに古塚に出かけて、祖先と応対が出来る訣である。
幣束から旗さし物へ (新字旧仮名) / 折口信夫(著)