ヲサ)” の例文
後の、ヲサめる国といふ考へも、此処から出てゐる。すからヲサめる、といふ語が出た事は、疑ひのない事である。
大嘗祭の本義 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
イニシヘヨリ源平両家、テウツカヘテ、平氏世ヲ乱ストキハ、源氏コレヲシヅメ、源氏世ヲヲカス日ハ、平家コレヲヲサ
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
此場合は、神のヲサめる国の中で、夜のものといふ意味で、食すは、前とは異つた意味で用ゐられて居る。
大嘗祭の本義 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)