“新治”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
にいばり33.3%
にひばり33.3%
にいはり11.1%
にひはり11.1%
ニヒハリ11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
雁金かりがねが寒く来鳴き、新治にいばりの鳥羽の淡海も秋風に白浪立つ頃ともなれば、女は自分が先に立ち奴たちを率いて、裾わの田井に秋田を刈った。
富士 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
「今の墾道はりみち」は、まだ最近の墾道というので、「新治にひばりの今つくるみちさやかにも聞きにけるかも妹が上のことを」(巻十二・二八五五)が参考になる。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
常陸の新治にいはり筑波つくばぎて幾夜いくよたか。
新治にひはり筑波つくばを過ぎて幾夜いくよか寝つる
大菩薩峠:19 小名路の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
新治ニヒハリ 筑波を過ぎて、幾度か寝つる
万葉集の解題 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)