新治にひばり)” の例文
「今の墾道はりみち」は、まだ最近の墾道というので、「新治にひばりの今つくるみちさやかにも聞きにけるかも妹が上のことを」(巻十二・二八五五)が参考になる。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
あの新治にひばり近邊きんぺん筑波つくばをとほりぎて、今夜こんや幾晩いくばんたとおもふ、といはれたのです。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
新治にひばり 筑波つくは一六を過ぎて、幾夜か宿つる。 (歌謠番號二六)