“新嘉坡”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
シンガポール84.0%
シンガポオル8.0%
シンガポウル4.0%
しんがぽうる4.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
三月四日 新嘉坡シンガポール著。石田敬二、東森たつを来訪。次で三井物産支店長松本季三志夫妻、三菱商事支店長山口勝、宮地秀雄等来船。
五百五十句 (新字旧仮名) / 高浜虚子(著)
上海シヤンハイ香港ホンコン新嘉坡シンガポオルいづれの日本居留民中にあつても公共的の事業に物質上の基礎となつて居る者は常に彼等では無いか。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
十八日に新嘉坡シンガポウルで、二十三日に香港ホンコンさふらふ迄また私は甲板かふばんのぞかんともせずさふらひき。気候は次第にひやゝかになりセルさへかろきに過ぐる心地するもありさふらふ
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
新嘉坡しんがぽうる香港ほんこんなどで夏花なつばなの盛りに逢つて来た鏡子は、この草や木を見て、東のはてのつゝましい国に帰つて来たと云ふ寂しみを感じぬでもなかつた。
帰つてから (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)