“夏花”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
げばな37.5%
なつはな37.5%
なつばな25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
寺方てらかたでは夏花げばなは盆のかかりまで、一夏中を通して立てておくというに反して、多くの民家では八日を過ぎれば卸して川へ流し、または乾かし貯えて雷鳴の日にいたり
年中行事覚書 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
日よ何の意ぞ、夏花なつはなのこぼれて散るも惜からじ
海潮音 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
新嘉坡しんがぽうる香港ほんこんなどで夏花なつばなの盛りに逢つて来た鏡子は、この草や木を見て、東のはてのつゝましい国に帰つて来たと云ふ寂しみを感じぬでもなかつた。
帰つてから (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)