夏花なつばな)” の例文
新嘉坡しんがぽうる香港ほんこんなどで夏花なつばなの盛りに逢つて来た鏡子は、この草や木を見て、東のはてのつゝましい国に帰つて来たと云ふ寂しみを感じぬでもなかつた。
帰つてから (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
くらべばつよ夏花なつばな
孔雀船 (旧字旧仮名) / 伊良子清白(著)