“新造”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しんぞ74.7%
しんぞう20.7%
しんざう3.4%
もの1.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ここいらは廓外くるわそとで、お物見下のような処だから、いや遣手やりてだわ、新造しんぞだわ、その妹だわ、破落戸ごろつきの兄貴だわ、口入宿くちいれやどだわ、慶庵だわ
葛飾砂子 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「よろしゅうござります。殿様が動けなくおなり遊ばしたら、新造しんぞう衆が抱いて行って進ぜましょう。たまにはそれも面白うござります」
箕輪心中 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
「親分、良い新造しんざうが來たでせう。かう小股こまたのきれ上がつた、色白で、ポチヤポチヤした」
手拭てぬぐいで汗をく度に肉がげて目に見えて手足が細くなった、それさえ我儘をさしちゃあおきませなんだ、貴女は御全盛のおかげに、と小刀針こがたなばりで自分が使う新造ものにまでかかることを言われながら
葛飾砂子 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)