“下新造”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
したしんぞ75.0%
したしん25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すはとはゞいのちがけのつとめに遊山ゆさんらしくゆるもをかし、むすめ大籬おほまがき下新造したしんぞとやら、七けん何屋なにや客廻きやくまわしとやら、提燈かんばんさげてちよこちよこばしりの修業しゆげう卒業そつげうしてなににかなる
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
すはと言はば命がけの勤めに遊山ゆさんらしく見ゆるもをかし、娘は大籬おほまがき下新造したしんぞとやら、七軒の何屋が客廻しとやら、提燈かんばんさげてちよこちよこ走りの修業、卒業して何にかなる
たけくらべ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
相手が勤めの女である以上、かれに近寄るには伊勢屋へ入り込むよりほかはないので、勤めあがりのお定はすぐに下新造したしんに住み込むことを考えた。
半七捕物帳:31 張子の虎 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
お駒さんは誰とも美しく附き合っていたようですが、一番仲好くしていたのはおさだという下新造したしんのようでした。
半七捕物帳:31 張子の虎 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)