“遊山”の読み方と例文
読み方割合
ゆさん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それは春のことで。夏になると納涼すずみだといって人が出る。秋は蕈狩たけがりに出懸けて来る、遊山ゆさんをするのが、みんな内の橋を通らねばならない。
化鳥 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
料理が運ばれた頃には、一座はなんとなく一家のものが遊山ゆさんにでも出て、料理屋に立ち寄ったかと思われるような様子になっていた。
(新字新仮名) / 森鴎外(著)
のうのうと遊山ゆさんはねえでがしょう! 治にいて乱を忘れず、乱にいて治を忘れずと、ご番所のお心得書きにもちゃんと書いてあるんだッ。