“物見遊山”の読み方と例文
読み方割合
ものみゆさん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
物見遊山ものみゆさんもうしてもそれはいたって単純たんじゅんなもので、普通ふつうはお花見はなみ汐干狩しおひがり神社仏閣詣じんじゃぶっかくもうで……そんなこと只今ただいまたいした相違そういもないでしょうが
老婦人の多く集る諸種の会合はあっても、それは凡て物見遊山ものみゆさんの変形で、老婦人同志の奢侈しゃしと自慢の競進場たるに過ぎない。
姑と嫁について (新字新仮名) / 与謝野晶子(著)
母親は、物見遊山ものみゆさんにも行かず、着ものも買わない代りに月々の店の売上げ額から、自分だけの月がけ貯金をしていた。
(新字新仮名) / 岡本かの子(著)