“単純”のいろいろな読み方と例文
旧字:單純
読み方割合
たんじゅん70.0%
シンプル20.0%
ひとへ10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
物見遊山ものみゆさんもうしてもそれはいたって単純たんじゅんなもので、普通ふつうはお花見はなみ汐干狩しおひがり神社仏閣詣じんじゃぶっかくもうで……そんなこと只今ただいまたいした相違そういもないでしょうが
元来女の性質は単純シンプルな物事に信じ易いものだから、尚更なおさらこういうことが、いちじるしく現われるかもしれぬ。それがめか、かの市巫いちこといったものは如何いかにも昔から女の方が多いようだ。
テレパシー (新字新仮名) / 水野葉舟(著)
自力で道に入るといふことは、白隠のやうな人物ですら容易で無い。吾他力宗は単純ひとへに頼むのだ。信ずるのだ。導かれるのだ。凡夫の身をもつて達するのだ。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)