“物観遊山”の読み方と例文
読み方割合
ものみゆさん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
日曜日は近頃に無い天下晴れ、風も穏かでちりたず、暦をくって見れば、旧暦で菊月初旬きくづきはじめという十一月二日の事ゆえ、物観遊山ものみゆさんにはもって来いと云う日和ひより
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
その外には物観遊山ものみゆさんというような事もない。また何か面白い話を聞きに行くというたところがわずかにラマ摩尼マニのお説教を聞きに行く位の事で、それとても毎晩ある訳のものではない。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
文三と意気そりが合わねばこそ自家じぶん常居つねからきらいだと云ッている昇如き者に伴われて、物観遊山ものみゆさんに出懸けて行く……
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)