“常居”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じょい28.6%
じょうい14.3%
じよゐ14.3%
つね14.3%
つねい14.3%
ゐま14.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私は妻子と共に仏間へ行って、仏さまを拝んで、それから内輪うちわの客だけが集る「常居じょい」という部屋へさがって、その一隅に坐った。
故郷 (新字新仮名) / 太宰治(著)
九月のはじめ、私は昼食をすませて、母屋おもや常居じょいという部屋で、ひとりぼんやり煙草を吸っていたら、野良着姿の大きな親爺おやじが玄関のたたきにのっそり立って、
親友交歓 (新字新仮名) / 太宰治(著)
兄はそのお客としばらく話をして、やがてその客が帰って行ってから、「常居じょい」に来て、私が何も言わぬさきから、
故郷 (新字新仮名) / 太宰治(著)
少年の頃ある夜常居じょういより立ちて便所に行かんとして茶の間に入りしに、座敷ざしきとの境に人立てり。
遠野物語 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
何の書物をも見ず、頼みにきたる人と世間話をなし、その中にふと立ちて常居じょういなかをあちこちとあるき出すと思うほどに、その人の顔は少しも見ずして心に浮びたることをいうなり。
遠野物語 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
常居じょういに帰りて人々に話し、行灯あんどんを持ち行きて見たれば、すでに何ものもあらざりき。
遠野物語 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
それから、常居じよゐといふ家族の居間にさがつて、改めて嫂に挨拶した。
津軽 (新字旧仮名) / 太宰治(著)
文三と意気そりが合わねばこそ自家じぶん常居つねからきらいだと云ッている昇如き者に伴われて
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
そこは八帖ほどの、書院窓の付いた部屋で、周防の常居つねいの間という感じだった。二人がはいったとき、安芸のうしろにいた一人の若い女が、立って、こちらへ目礼をして、静かに出ていった。
第十 常居ゐま濕氣しめりけすくな日當ひあたりよくしてかぜとほやうこゝろもちし。
養生心得草 (旧字旧仮名) / 関寛(著)