“常夏”の読み方と例文
読み方割合
とこなつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おじいさんは、来年(らいねん)の春(はる)になるのを待(ま)ったのです。ついに、その春(はる)がきました。すると、常夏(とこなつ)の芽(め)は、ぐんぐんと大(おお)きくなりました。
花と人間の話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
撫子(なでしこ)。円髷(まるまげ)、前垂(まえだれ)がけ、床の間の花籠(はなかご)に、黄の小菊と白菊の大輪なるを莟(つぼみ)まじり投入れにしたるを視(なが)め、手に三本(みもと)ばかり常夏(とこなつ)の花を持つ。
錦染滝白糸:――其一幕―― (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「相見れば常初花(とこはつはな)に、情(こころ)ぐし眼ぐしもなしに」(巻十七・三九七八)、「その立山に、常夏(とこなつ)に雪ふりしきて」(同・四〇〇〇)
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)