“常夏草紙”の読み方と例文
読み方割合
とこなつぞうし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「それから、あなたは、馬琴の常夏草紙とこなつぞうしの中に、多摩川の岸に、大和なでしこが咲き乱れていると書いてあったといいますが、どの辺に、そんなことがありましたか?」
大菩薩峠:25 みちりやの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
「そんなに恥かしがることはありませんよ、この間も、馬琴の小説の常夏草紙とこなつぞうしというのに、多摩川の岸に、大和なでしこが咲き乱れていると書いてあったから、わしがウンと笑ってやりました」
大菩薩峠:25 みちりやの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)