“柵草紙”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しがらみそうし60.0%
しがらみぞうし40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その次の『柵草紙しがらみそうし』を見ると、イヤ書いた、書いた、僅か数行に足らない逸話の一節に対して百行以上の大反駁を加えた。
鴎外博士の追憶 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
さ聞きてにわかにその本こひしく、お祖母ばあ様の手垢てあか父の手垢のうへに私の手垢つきしかず/\、また妹と朱など加へし『柵草紙しがらみそうし』のたぐひ、都へも引きとらまほしく、母ゆるさば
ひらきぶみ (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
私は『柵草紙しがらみぞうし』以来の先生の文学とその性行について、何とはなく沈重ちんちょうに考え始めようとした。あたかもその時である。
柵草紙しがらみぞうし』等の愛読者となった。
子規居士と余 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)