“絵草紙屋”の読み方と例文
旧字:繪草紙屋
読み方割合
えぞうしや100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
が、いまわたしが昔ながら(わたしにとってはそうである)の「仲見世」を通って感じることは絵草紙屋えぞうしやのすくなくなったことである。
浅草風土記 (新字新仮名) / 久保田万太郎(著)
大方玩具屋おもちゃやですが、絵草紙屋えぞうしやなどもありますし、簪屋かんざしやも混っています。絵草紙は美しい三枚続きが、割り竹にはさんで掛け並べてありました。西南戦争などの絵もあったかと思います。
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)
三枚つづき五枚つづき、似顔絵のうまい絵師のが絵草紙屋えぞうしやの店前にさがると、何町のどこでは自来也じらいやが出来たとか、どこでは和唐内わとうない紅流べにながしだとか、気の早い涼台すずみだいのはなしの種になった。