“絵双紙屋”の読み方と例文
旧字:繪雙紙屋
読み方割合
えぞうしや100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もはや、季節きせつぎてしまったので、荒物屋あらものやや、絵双紙屋えぞうしやのようなところをいてあるいてみたけれど、うちわをならべているうちはありませんでした。
遠方の母 (新字新仮名) / 小川未明(著)
わたしは菊岡の若い者に連れられて、近所の絵双紙屋えぞうしやで三枚つづきの似顔絵を買って貰ったことがある。
明治劇談 ランプの下にて (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
かの西南戦役せいなんせんえきは、私の幼い頃のことで何にも知らないが、絵双紙屋えぞうしやの店に色々の戦争絵のあったのを記憶している。いずれも三枚続きで五銭位。また、その頃に流行はやった唄は
思い出草 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)