“烟草屋”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たばこや85.7%
タバコや14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
むかしともといふうちにもこれはわすられぬ由縁ゆかりのあるひと小川町をがはまち高坂かうさかとて小奇麗こぎれい烟草屋たばこや一人息子ひとりむすこいま此樣このやういろくろられぬをとこになつてはれども
十三夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
小包郵便を載せた赤い車がはっと電車とれ違うとき、又代助の頭の中に吸い込まれた。烟草屋たばこや暖簾のれんが赤かった。売出しの旗も赤かった。電柱が赤かった。
それから (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
いぬい」の烟草屋タバコやの物置きに火が掛かると、ありたけの烟草が一どきに燃え出して、そのむせることは……焦熱地獄とはこんなものかと目鼻口から涙が出やした」