“小川町”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おがわまち81.5%
をがはまち14.8%
をがはちやう3.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わたしは日本橋区の通油町とおりあぶらちょうというところから神田小川町おがわまち竹柏園ちくはくえん稽古けいこに通うのに、この静な通りを歩いて、この黒い門を見て過ぎた。
江木欣々女史 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
むかしともといふうちにもこれはわすられぬ由縁ゆかりのあるひと小川町をがはまち高坂かうさかとて小奇麗こぎれい烟草屋たばこや一人息子ひとりむすこいま此樣このやういろくろられぬをとこになつてはれども
十三夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
全体ぜんたい綜合そうがふしたところで、わたしあたまのこつた印象いんしやうふのは——はじめての出会であひ小川町をがはちやうあたりの人込ひとごみのなかであつたらしく、をんなそで名刺めいしでも投込なげこんだのがそもそもの発端はじまりで、二度目どめおなとほりつたとき
背負揚 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)