“度目”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
どめ91.7%
たびめ8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私たちは今年三度目どめ、イギリス海岸へ行きました。瀬川せがわ鉄橋てっきょうを渡り牛蒡ごぼう甘藍かんらんが青白いうらをひるがえすはたけの間の細い道を通りました。
イギリス海岸 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
度目どめめたときかれおどろいてきた。縁側えんがはると、宜道ぎだう鼠木綿ねずみもめん着物きものたすきけて、甲斐々々かひ/″\しく其所そこいらをいてゐた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
誰も皆これらの傷が余り小さ過ぎることを不審に思った。殺人者が六度斬りつけて六度失敗し、七度目たびめにやっと目的を達したと考える為には、傷が不自然に小さ過ぎた。
悪霊 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)