“度胸”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
どきょう61.8%
どきよう29.4%
とむね2.9%
きも2.9%
どきやう2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「竹童(ちくどう)みたいな小僧(こぞう)には斬(き)りまくられ、旅僧(たびそう)ににらまれればすぐ逃(に)げだすなんて、いくら町人(ちょうにん)にしても、あまり度胸(どきょう)がなさすぎるね」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
……見(み)た處(ところ)は千丈(せんぢやう)の峰(みね)から崩(くづ)れかゝる雪雪頽(ゆきなだれ)の下(した)で薪(たきゞ)を樵(こ)るより危(あぶなツ)かしいのに——此(こ)の度胸(どきよう)でないと復興(ふくこう)は覺束(おぼつか)ない。
春着 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
私は、はっと度胸(とむね)を突いて、「柳沢は昨日鎌倉に行ったはずだが」と思いながらなお女下駄をよく見るとそれも紫の鼻緒に見覚えのあるお宮の下駄らしい。
うつり香 (新字新仮名) / 近松秋江(著)
「おおよく申した。さすがは汝(なんじ)。悪僧ながらも度胸(きも)太い。……既に明白(あからさま)に申したからは、罪の成敗承知であろうの?」
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
言(い)つて見(み)れば敵(てき)の中(なか)だ。敵(てき)の中(なか)で、夜(よ)の明(あ)けるのを知(し)らなかつたのは実(じつ)に自分(じぶん)ながら度胸(どきやう)が可(い)い。……いや、然(さ)うではない、一時(いちじ)死(し)んだかも分(わか)らん。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)