“死”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
59.3%
じに9.5%
しに6.9%
3.7%
3.5%
しん2.9%
2.2%
くたば1.7%
しな1.2%
しぬ0.8%
0.8%
0.7%
なく0.7%
0.5%
ころ0.5%
0.3%
しゝ0.3%
あが0.3%
うせ0.3%
くた0.3%
しの0.3%
まい0.3%
みまか0.3%
しね0.2%
おっこ0.2%
ごねつ0.2%
しす0.2%
すん0.2%
0.2%
まか0.2%
まかれるひと0.2%
めえ0.2%
0.2%
シニワ0.2%
デス0.2%
トート0.2%
ミウセ0.2%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かれは、母親ははおや一つでおおきくなりましたが、そのはははやんだので、まったくひとりぽっちとなりました。
万の死 (新字新仮名) / 小川未明(著)
父は、山宿で一年、張り合いのある日をつづけることができて、女房、子供にも、立派に体面保って、恥を見せずに安楽なかたを致しました。
十五年間 (新字新仮名) / 太宰治(著)
昨年こぞ今年ことしなてや、首里しゆりをさめならぬ、那覇なはをさめならぬ、御百姓おひやくしやうのまじりかつじにおよ
ユタの歴史的研究 (新字新仮名) / 伊波普猷(著)
兄貴のフェリックス——待ってなんかいるもんか。じにをしたかないからなあ、おれは……。今すぐ食いたいんだ。なんでもいい、草でもいい。
にんじん (新字新仮名) / ジュール・ルナール(著)
我答へて彼に曰ふ。しにてさきに我に涙を流さしめし汝の顏は、かく變りて見ゆるため、かの時に劣らぬ憂ひを今我に與へて泣かしむ 五五—五七
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
年長く病みし渡れば、月かさね憂ひさまよひ、ことごとは死ななと思へど、五月蠅さばへなす騒ぐ児等を、うつててはしには知らず
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
てめえが好きでおっんだものを、人がばらしたとにらんでたんだからね。しかし、それにしても、だんな、この文句が気になるじゃござんせんか。
早「えゝさぞまア力に思う人がおっんで、あんたはさみしかろうと思ってね、わしも誠に案じられて心配しんぺえしてえますよ」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「ううん、ううん」とかれは言った。「二人いればにはしない。一人が一人を助けるからね。持っている者が持っていない者にやれるのだ」
そのうち高丸たかまる田村麻呂たむらまろするど矢先やさきにかかって、乱軍らんぐんの中ににしてしまいました。
田村将軍 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
此男このをとこちゝしんあと市街外まちはづれにちひさな莊園しやうゑん承嗣うけついだので
怠惰屋の弟子入り (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
お沢 どうぞ、このままお許し下さいまし、唯お目の前を離れましたら、里へも家へも帰らずに、あの谿河たにがわへ身を投げて、しんでおわびをいたします。
多神教 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
いえ、私はな、やっぱりお伊勢なんですけれど、おとっさんがくなりましてから、継母ままははに売られて行きましたの。
歌行灯 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
自家うちの弥吉でございます。職人並みに年期を入れさせておりますが、あれはくなった家内の甥で——。」
「へ、へ、へ、へ、どんなものだ。その煙りを嗅いだが最後、手前の鼻はもげっちまうぜ。気息を抑える発臭剤! 可哀そうだなあ、くたばれ死れ!」
柳営秘録かつえ蔵 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
何有なあにハア、月々三両せえ出せば、くたばるまででも置いてべえどら。』
赤痢 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
晃 死ね、死ね、死ね、民のためにきさま死ね。見事に死んだら、俺も死んで、それから百合を渡してやる。死ね、しなないか。
夜叉ヶ池 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「その上、金もふんだんにあるし、一流の作家だし、しななければならぬ理由が何処どこにあるんだ」
流行作家の死 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
それを我にあたへたまふまじきや、たゞにはもらふまじ、こゝに銭六百あり、しぬいきるかのきはにいたりて此銭を何にかせん
この時にはふもとの村々には大雷雨があって、物を知れる年寄などは又誰れか池で身投みなげをしてしぬんだな、と噂をするのである。
森の妖姫 (新字新仮名) / 小川未明(著)
しかも生きている、ふるえている、わなないている、気死して醒めて、痙攣して、極度に蒼ざめて、また赤く熱して、膨らんで、張って、真っ白にちかかってである。
フレップ・トリップ (新字新仮名) / 北原白秋(著)
——溝川にちた鯉の、あの浅ましさを見ますにつけ、死んだ身体からだみにくさは、こうなるものと存じましても、やっぱり毒を飲むか、身を投げるか、自殺を覚悟していました。
山吹 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
ここにそのみめ須世理毘賣すせりびめは、はふりもの一〇を持ちて哭きつつ來まし、その父の大神は、すでにせぬと思ほして、その野に出でたたしき。
小山なすかばねもとに、身動みじろぎもえならでする、
海潮音 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
はあかゝさんが肺結核はいけつかくといふをわづらつてなくなりましてから一週忌しうきぬほどにあとひました、いまりましてもだ五十
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
「ほんにおめえもおしなさんになくならつたのが不運くされだつけのさな、そんだがおめえ長命ながいきしたゞけええんだよ」ばあさん口々くちぐちなぐさめつゝいつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
「ええ、お願いです。私、ひとりを残さないで、つれてって下さい」
「下谷の一月寺におるッて書いてあります。お長屋の衆、後生ごしょうですから、お、お綱にちょッと知らせておくんなさい。あ……あいつに一言ひとこと、い、いい残すことがあります。わっしがこのままってしまうと、お綱は、とうとう一生知らずにいるでしょう……」
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
(間)女よお前は俺に問うか、「語れ公子を殺せし毒と」(銀の竪琴を見て)毒は白銀の弦より流れ、あふれて彼をころしたのだ。
レモンの花の咲く丘へ (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
天之を生みて、天之をころす、一に天にまかさんのみ、吾れ何ぞ畏れん。
「そら、あの西の勘三さんの田ン中の掘切でねていたんだッてよ。泥深い中にからだ半分はんぶん突っささったまま、首イこうたれてつめたくなったんだッてよ」
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
それが、近ごろねまして、ちょっとまとまったものを貰ったから、それを資本もとでにここで開店いたしましたこの居酒屋、チチン。……へッ、嘘をつけ、唄の文句ならそれでもいいだろうが、そんなチョロッカなことじゃ世間は誤魔化されねえ。……おい、六平、芳太郎さんの眼は節穴ふしあなじゃアねえよ。
是則これすなはちいきてかたちを以てめぐり、しゝてはたましひを以てめぐるゆゑなりとかや。
是則これすなはちいきてかたちを以てめぐり、しゝてはたましひを以てめぐるゆゑなりとかや。
自殺者の眼のやうに、あがつてござるお月樣、
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
どのうをもみんなあがつてしまふ。
晶子詩篇全集 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
今うする身の御恩は萬分が一を送らねど、切めてはがいを加へ參らせじとのすさび、憎くき奴とは思し給ふとも、うせたる後は吊らはせ給へとて、眞心よりの涙に詞はふるへて、たゝみにつきたる手をあげも得せず、恐れいりたる躰
暗夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
さるにても此まゝにてむすめごがうせ給はゞ我が命をめされ候へ、こゝにをられ候人々こそよき証人しようにんなれといひつゝ、赤裸あかはだかになりてかみをもさばき井のもとにはしりよりしたゝかに水をあび、雪の上に蹲居うづくまりゐてなにやらんとなへていのりけり。
「内陣の秘密を洩らす者は、肉親といえども許されない! 洩らしたな浪江! 聞いたな茅野雄! ……娘ではないぞ! 甥でもない! 教法の敵だ! おのれ許そうか! ……生かしては置けぬ! 犬のようにくたばれ!」
生死卍巴 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「見やがれ。コン畜生ちくしょうくたばるんなら手際よくクタバレ」
難船小僧 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
死んだ夢を見ました。死んで暗い道をひとりでとぼとぼ辿たどって行きながら思わず『マサカしのうとは思わなかった!』と叫びました。全くです、全く僕は叫びました。
牛肉と馬鈴薯 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
「今じゃそうも行かない。これでも山じゃしのうとしたことさえあったっけがね」
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
「あんなのにかぎって、ころっとまいるものだ。」
釘抜藤吉捕物覚書:11 影人形 (新字新仮名) / 林不忘(著)
小額付こびたいづけに一文字の大髷おおまげ打割ぶっさき羽織に小倉こくらはかま白柄朱鞘しろつかしゅざやの大小をかんぬきのように差しそらせて、鉄扇片手に朴歯ほうば下駄げたを踏み鳴らしてまわるいかつい豪傑が、まるで順番のようにばったばったと他愛なくまいる。
つづれ烏羽玉 (新字新仮名) / 林不忘(著)
是の時に保食神まことすでみまかれり、唯し其の神の頂に牛馬化為れり云々(岩波文庫本)。
哀しきかも我が父、痛ましきかも我が母、一身死に向ふ途をうれへず、唯二親世にいます苦を悲しぶ。今日長く別れなば、何れの世にかることを得む。すなはち歌六首を作りてみまかりぬ。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
かりそめにもぬしある人のものから艶書を持って来て返事をやるような文治と心得てるか、なんの為に文治の所へ来て居る、わりゃア畳の上じゃアしねねえから、これから真人間になって曲った心を直すからと云うので
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
友「おいお村/\、おいお村もう死骸が見えなくなったか、勘忍してくんな、己だけ死におくれたが、とても此処じゃアしねねえから吾妻橋から飛込むから、今は退潮ひきしお上汐あげしおか知らないが、潮に逆らっても吾妻橋まで来て待ってくんな、勘忍してくんな、死におくれたから」
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
精もこんも吟味の練磨れんまに打ちこんで、こうも身を痩せさせているのは、しゃれや冗談でやっているのではありません。多寡がおっこちた鶴一羽。ひと目、創をあらためて、いわく因縁いんねん故事来歴こじらいれき、死んだものか殺されたものか、突き創なら獲物はなに。
顎十郎捕物帳:09 丹頂の鶴 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
「ざま見よ、気味が宜いな。貴様の阿母おつかあごねつたがいや、やあい、親なしい!」
厄年 (新字旧仮名) / 加能作次郎(著)
「性蓮院妙相日縁信女、父本皓、母渋江氏、安永あんえい六年丁酉ていゆう五月三日しす、享年十九、俗名千代、作臨終歌曰りんじゅううたをつくりていわく云々うんぬんとしてあるのは、登勢の生んだ本皓のむすめである。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
むかすの間貫一はすんですもうとる」
はい、旦那さま、一年のうちに女房かかあと、娘と、男の子を二人られました。こうして私を愛してくれるべき可愛い者達にすっかり先死さきだたれ、おまけに大病に取憑かれて、すんでのことに彼世あのよへ行くところでございました。
幻想 (新字新仮名) / モーリス・ルヴェル(著)
辛未かのとひつじ、皇太子、使をまたして飢者を視しむ。使者かへり来て曰く、飢者既にまかりぬ。ここに皇太子おほいこれを悲しみ、則ちりて以て当処そのところほふりをさめしむ。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
世の人いけるを以てまかれるひとに誤つことを惡む、此れ其のことのもとなり
支那歴史的思想の起源 (旧字旧仮名) / 内藤湖南(著)
「現場に血が飛んでねえのはめえってる奴を斬った証拠。」
トリツク怒濤ドトウジツタノシキ小波サザナミ、スベテ、コレ、ワガイノチ、シバラクモビテミタイ下心シタゴコロ所為ショイ東京トウキョウノオリンピックテカラニタイ、読者ドクシャソウカトカルクウナズキ、フカキトガメダテ、シテハナラヌゾ。
創生記 (新字新仮名) / 太宰治(著)
私が死日シヌルヒハ天下大変にて生ておりてもやくにたゝず、おろ(ママ)ともたゝぬよふニならねバ、中〻こすいいやなやつでシニワハせぬ。
カレ追い下り取る時に、其石に焼著ヤキツカえてミウセ給いき。
比較神話学 (新字新仮名) / 高木敏雄(著)