“死”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
58.7%
じに10.1%
しに7.1%
3.9%
3.4%
しん3.2%
2.2%
くたば1.9%
しな1.3%
0.9%
(他:39)7.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“死”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸38.7%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)28.0%
文学 > 日本文学 > 小説 物語5.5%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
するとうま若者わかものまえまでて、ふいにばったりたおれて、そのままそこでんでしまいました。
一本のわら (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
きょうもきょうとて浅草あさくさの、このはるんだ志道軒しどうけん小屋前こやまえで、出会頭であいがしら
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
獅狂人のごとく彼岸へ飛んだり此岸しがんへ飛んだり何度飛んでも亀が先にいるのでついに飛びじにに死んでしまいました。
私がもし居らなかったらあの人は、もう、とうの昔、あの無能でとんまの弟子たちと、どこかの野原でのたれじにしていたに違いない。
駈込み訴え (新字新仮名) / 太宰治(著)
いつはりつきてぞする何時いつよりかひとふにひとしにせし 〔巻十一・二五七二〕 作者不詳
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
新「おしよ、しにたい/\って気がひけるじゃアないか、ちっとは看病する身になって御覧、なんだってそんなに死度いのだえ」
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
婆「へいー左様そうかねえ、孩児ねゝっこの時そんな疵うでかしちゃアおっんでしまうだねえ、どうして癒ったかねえ」
名人長二 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
母「別れエつれえたッておっぬじゃアなし、関取がに逢って敵いって目出度くけえって来たらえじゃアねえか」
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
そしておしまいに奥州おうしゅう衣川ころもがわというところで、義経よしつねのためににをしました。
牛若と弁慶 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
「都のうわさでは御寂しいどころか、御歎きにもなさり兼ねない、御容子ごようすだったとか申していました。」
俊寛 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
『あのひと無事ぶじだな』とおもつてひとに、しんためしはないのです。
——結婚の世話になって以来、碌にしみじみ話をする機会も無いうちに、今井は杳然ようぜんとしてしんだ。
友人一家の死 (新字新仮名) / 松崎天民(著)
いえ、私はな、やっぱりお伊勢なんですけれど、おとっさんがくなりましてから、継母ままははに売られて行きましたの。
歌行灯 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
自家うちの弥吉でございます。職人並みに年期を入れさせておりますが、あれはくなった家内の甥で——。」
「飛び込んで来た冬の蠅さな。くたばったのは自業自得だ。押し詰まった師走しわす二十日に二十両たア有難え」
三甚内 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「へ、へ、へ、へ、どんなものだ。その煙りを嗅いだが最後、手前の鼻はもげっちまうぜ。気息を抑える発臭剤! 可哀そうだなあ、くたばれ死れ!」
柳営秘録かつえ蔵 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
晃 死ね、死ね、死ね、民のためにきさま死ね。見事に死んだら、俺も死んで、それから百合を渡してやる。死ね、しなないか。
夜叉ヶ池 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「その上、金もふんだんにあるし、一流の作家だし、しななければならぬ理由が何処どこにあるんだ」
流行作家の死 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
しかも生きている、ふるえている、わなないている、気死して醒めて、痙攣して、極度に蒼ざめて、また赤く熱して、膨らんで、張って、真っ白にちかかってである。
フレップ・トリップ (新字新仮名) / 北原白秋(著)
——溝川にちた鯉の、あの浅ましさを見ますにつけ、死んだ身体からだみにくさは、こうなるものと存じましても、やっぱり毒を飲むか、身を投げるか、自殺を覚悟していました。
山吹 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
ここにそのみめ須世理毘賣すせりびめは、はふりもの一〇を持ちて哭きつつ來まし、その父の大神は、すでにせぬと思ほして、その野に出でたたしき。
ここに追ひ下し取る時に、すなはちその石に燒きかえてせたまひき。
「ええ、お願いです。私、ひとりを残さないで、つれてって下さい」
「下谷の一月寺におるッて書いてあります。お長屋の衆、後生ごしょうですから、お、お綱にちょッと知らせておくんなさい。あ……あいつに一言ひとこと、い、いい残すことがあります。わっしがこのままってしまうと、お綱は、とうとう一生知らずにいるでしょう……」
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
(間)女よお前は俺に問うか、「語れ公子を殺せし毒と」(銀の竪琴を見て)毒は白銀の弦より流れ、あふれて彼をころしたのだ。
レモンの花の咲く丘へ (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
天之を生みて、天之をころす、一に天にまかさんのみ、吾れ何ぞ畏れん。
はあかゝさんが肺結核はいけつかくといふをわづらつてなくなりましてから一週忌しうきぬほどにあとひました、いまりましてもだ五十
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
「ほんにおめえもおしなさんになくならつたのが不運くされだつけのさな、そんだがおめえ長命ながいきしたゞけええんだよ」ばあさん口々くちぐちなぐさめつゝいつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
自殺者の眼のやうに、あがつてござるお月樣、
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
どのうをもみんなあがつてしまふ。
晶子詩篇全集 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
「見やがれ。コン畜生ちくしょうくたばるんなら手際よくクタバレ」
難船小僧 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
「内陣の秘密を洩らす者は、肉親といえども許されない! 洩らしたな浪江! 聞いたな茅野雄! ……娘ではないぞ! 甥でもない! 教法の敵だ! おのれ許そうか! ……生かしては置けぬ! 犬のようにくたばれ!」
生死卍巴 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「そら、あの西の勘三さんの田ン中の掘切でねていたんだッてよ。泥深い中にからだ半分はんぶん突っささったまま、首イこうたれてつめたくなったんだッてよ」
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
それが、近ごろねまして、ちょっとまとまったものを貰ったから、それを資本もとでにここで開店いたしましたこの居酒屋、チチン。……へッ、嘘をつけ、唄の文句ならそれでもいいだろうが、そんなチョロッカなことじゃ世間は誤魔化されねえ。……おい、六平、芳太郎さんの眼は節穴ふしあなじゃアねえよ。
眺めては眺めては悲しそうな、悔しそうな、諦められぬ、どうにもなれぬ、しぬにも死なれぬその眼、眼、眼、眼。
フレップ・トリップ (新字新仮名) / 北原白秋(著)
第一此罪人を男か女かとお考えなさい、アノ傷で見ればしぬる迄に余ほど闘った者ですが女ならアレほど闘う中に早く男に刃物を奪取うばいとられて反対あべこべに殺されます、又背中の傷はにげた証拠です、相手が女なら容易の事では逃げません、夫に又女は—(荻)イヤ女で無い事は理屈に及ばぬ箱屋殺しの様なはなしも有るけれど夫は不意打
無惨 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
「今じゃそうも行かない。これでも山じゃしのうとしたことさえあったっけがね」
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
死んだ夢を見ました。死んで暗い道をひとりでとぼとぼ辿たどって行きながら思わず『マサカしのうとは思わなかった!』と叫びました。全くです、全く僕は叫びました。
牛肉と馬鈴薯 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
「あんなのにかぎって、ころっとまいるものだ。」
釘抜藤吉捕物覚書:11 影人形 (新字新仮名) / 林不忘(著)
小額付こびたいづけに一文字の大髷おおまげ打割ぶっさき羽織に小倉こくらはかま白柄朱鞘しろつかしゅざやの大小をかんぬきのように差しそらせて、鉄扇片手に朴歯ほうば下駄げたを踏み鳴らしてまわるいかつい豪傑が、まるで順番のようにばったばったと他愛なくまいる。
つづれ烏羽玉 (新字新仮名) / 林不忘(著)
是の時に保食神まことすでみまかれり、唯し其の神の頂に牛馬化為れり云々(岩波文庫本)。
哀しきかも我が父、痛ましきかも我が母、一身死に向ふ途をうれへず、唯二親世にいます苦を悲しぶ。今日長く別れなば、何れの世にかることを得む。すなはち歌六首を作りてみまかりぬ。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
精もこんも吟味の練磨れんまに打ちこんで、こうも身を痩せさせているのは、しゃれや冗談でやっているのではありません。多寡がおっこちた鶴一羽。ひと目、創をあらためて、いわく因縁いんねん故事来歴こじらいれき、死んだものか殺されたものか、突き創なら獲物はなに。
顎十郎捕物帳:09 丹頂の鶴 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
「ざま見よ、気味が宜いな。貴様の阿母おつかあごねつたがいや、やあい、親なしい!」
厄年 (新字旧仮名) / 加能作次郎(著)
「性蓮院妙相日縁信女、父本皓、母渋江氏、安永あんえい六年丁酉ていゆう五月三日しす、享年十九、俗名千代、作臨終歌曰りんじゅううたをつくりていわく云々うんぬんとしてあるのは、登勢の生んだ本皓のむすめである。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
むかすの間貫一はすんですもうとる」
辛未かのとひつじ、皇太子、使をまたして飢者を視しむ。使者かへり来て曰く、飢者既にまかりぬ。ここに皇太子おほいこれを悲しみ、則ちりて以て当処そのところほふりをさめしむ。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
世の人いけるを以てまかれるひとに誤つことを惡む、此れ其のことのもとなり
支那歴史的思想の起源 (旧字旧仮名) / 内藤湖南(著)
「現場に血が飛んでねえのはめえってる奴を斬った証拠。」
トリツク怒濤ドトウジツタノシキ小波サザナミ、スベテ、コレ、ワガイノチ、シバラクモビテミタイ下心シタゴコロ所為ショイ東京トウキョウノオリンピックテカラニタイ、読者ドクシャソウカトカルクウナズキ、フカキトガメダテ、シテハナラヌゾ。
創生記 (新字新仮名) / 太宰治(著)
私が死日シヌルヒハ天下大変にて生ておりてもやくにたゝず、おろ(ママ)ともたゝぬよふニならねバ、中〻こすいいやなやつでシニワハせぬ。