“なく”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ナク
語句割合
29.1%
23.6%
紛失9.5%
歿6.8%
5.4%
5.4%
5.4%
3.4%
2.7%
喪失2.0%
逝去2.0%
1.4%
1.4%
0.7%
死亡0.7%
0.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いいえ、三年前の秋の事さ、その御新姐さんもおなんなすったそうだもの、やっぱり御病気の処へ、そんなこんなが障ってさ。
式部小路 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「貰って置かなければ路頭に迷う人間ですって。喧嘩をして首になるに食い込んで、悉皆してしまった頃、漸く人生が分るんですって」
負けない男 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
紛失した刀だと思ったらそれを持って何処へでも逃げちめえねえ、己はで其の侍と喰い合おうと死に合おうと構わねえからよ
じゃが弟はつい最近、左様あの庭で歿なったと聞いた。もちろん、敵がこの島まで追撃して来たところで俺が悪いのではない。
却ってこれが間にまらねば、余り両人の間が接近しすぎて穏さを欠くので、お政は文三等の幸福を成すにわぬ人物とさえ思われた。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
町奉行所へたえ出たる事ありと、或る老人の話しなるが、それかぬか、食物を与えざるもこと無く、加之子供が肥太りて、無事に成長せしは、珍と云うべし。
枯尾花 (新字新仮名) / 関根黙庵(著)
不図、鳥のがする。……いかにも優しい、しおらしい声で、きりきり、きりりりり。
海の使者 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
一杯に頬を膨らし、って真似をすると、ごく低声、膳の上へを出して
式部小路 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
その父親は早くにくなつてか、はあさんが肺結核といふをつてなりましてから一週忌の来ぬほどに跡を追ひました、今居りましてもだ五十
にごりえ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
「そうよ。この世に興味を喪失してしまった人間のみたいな人間が、みんな主義者になるのよ」
女坑主 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
「おおこれはどうしたのだ、大先生が歩いておられる。大先生に相違ない。背後姿だが見覚えがある。……とはいえどうにもおかしなことだ、大先生なら去年の四月に、三宅の島で逝去なられたはずだ!」
娘煙術師 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「その間にお内儀がなつた、——文三郎はそれを、お半の手に掛つて毒害されたものと早合點して、寺へ手紙などを出したが、お内儀の死んだのは全くの病氣だつた」
此の家に泊り合せると定右衞門が生憎病気で長く煩らってなり、薬代や葬式料に困って居ります故、宿の主人が金を出して世話を致しましたから恩報じかた/″\此の家に奉公致し
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
さいぜんりたるども戸板むしろなどげる用意をなしきたり、がもちたるをもなきからにそへてかたげければ、人々前後につきそひ、つま子らは々あとにつきてりけるとぞ。
お神さんの方は先年死亡なりまして、今では大師匠一人なんですが、今の師匠の虎松は、実子で有りながら、どうも邪慳で、ちっとも大師匠の面倒を見ませんので、私は猶更気の毒で成りません。
死剣と生縄 (新字新仮名) / 江見水蔭(著)
その人がずっと私の側へ来て「やあやあ話の様子を聞いて居ったが果たしてそうであった」と大いに悦んで私の手を握られたのが、この間フランスのマルセーユでなられた文学士藤井宣正師である。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)