“薬代”のいろいろな読み方と例文
旧字:藥代
読み方割合
くすりだい50.0%
やくだい40.0%
くすりしろ10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一閑張いっかんばりの机を取巻いて家族が取交す晩餐の談話というのは、今日の昼過ぎ何処そこの叔父さんが来てこの春の母が病気の薬代くすりだいをどういったとか、実家さとの父が免職になったとか
監獄署の裏 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
「とんだ高い薬代やくだいだの。」と、おばあさんはいって、なぜかみょうに、あたまをふりました。
此の家に泊り合せると定右衞門が生憎あいにく病気で長く煩らってなくなり、あと薬代くすりしろや葬式料に困って居ります故、宿の主人あるじが金を出して世話を致しましたから恩報じかた/″\此の家に奉公致し
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)