“薬餌”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
やくじ97.0%
くすり3.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
城太郎はまた、彼女の今の体にとっては、薬餌やくじよりもなによりも、武蔵の無事なことを伝えてやるのが、最善な良法であると信じていた。
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
半ば学理半ば迷想に由りて盛んに行われたもので(今日とてもこの類の物が薬餌やくじ香飾等と混じて盛んに行わるるは、内外新紙の広告で知れる)
正行の小柄なのは、幼少からだが、とかくいつ頃からか薬餌くすりになじみがちだった。
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)