“くすり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
57.8%
17.2%
7.8%
薬種3.4%
釉薬1.7%
薬湯0.9%
養生0.9%
丹薬0.9%
久須利0.9%
医薬0.9%
原色料0.9%
無名0.9%
睡眠剤0.9%
薬剤0.9%
薬材0.9%
薬餌0.9%
藥液0.9%
賣藥0.9%
道中薬0.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
『早くつて寝るた。恁麽時何処ウ徘徊くだべえ。天理様拝んで赤痢神が取付かねえだら、ハア、何で医者が要るものかよ。』
赤痢 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
あわたゞしき足音の廊下に高く成りて、お蘭さま御書見でござりまするか、濟みませぬがおしと障子の外より言ふは老婆の聲なり
暗夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
の工合の妙味言ふ可からざる茶碗なり茶入なり、何によらず見処の有る骨董を、好きならば手にして楽しむ方が、暢達した料簡といふものだ。
骨董 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
『血どめだの、陣中だの、種々薬種を持っちゃあ、方々の御陣所の御用を聞いてまわるのさ。生命がけの商売だよ』
篝火の女 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
の秘伝、釉薬の合せ、彼が今日までおくびにも出さない秘密を、みなブツブツとひとりごとにし、そして増長天王の仕上げにかかっていた。
増長天王 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「今日はどんな様子じゃな」と、まず声をひそめて、薬湯のにおいの中にとしてかしこまっている侍女のものに訊くのが例であった。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
昼も妻戸をほのぐらく垂れこめて、青金砂子のみが妖美く光るふすまの隅に、薬湯の番をしている侍女たちも、そこを隔てた姫の部屋をるようにして、低声に答えるのであった。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
七「なるほど是れはうございましょう、跣足で土を踏むと養生だと云いますが、旦那が薪を割るのですか」
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
何事も堪忍致すのは極く身の養生、なれども堪忍の致しがたい事は女房が密夫えまして、亭主をせて、で逢引する事が知れた時は、腹を立たぬ者は千人に一人もございません。
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「ええ、今日はたしか、裏で丹薬ッてござらっしゃッたが」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「並んだ中にいつも陰気で、じめじめして病人のようだからといって、上杉先生が、おなじく渾名して——久須利苦生。」
薄紅梅 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
すなわち古今のドクトルが、生命を的に研究し調査した、その報告書を、道案内として、病気の診察、医薬の調合をするのです。
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)
さてこれに、血竭二羅度、焼酎十六度よりなる越幾斯にて、雲様の斑点模彩す。かつ、あらかじめ原色料をよく乾かすよう注意、清澄たる洋漆を全面びせるべし。
元禄十三年 (新字新仮名) / 林不忘(著)
それは無名指のから、手相見の謂わゆる生命線の基点へ走っている一創痕なんですがね、実に鮮やかなもので見まいとしても目につくのです。
「ゆうべ睡眠剤を飲んだの。なんだか頭がすこし痛いわ」
風立ちぬ (新字新仮名) / 堀辰雄(著)
瓶の口も其の儘なら中の薬剤も其のままである。
幽霊塔 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
長野に興業館といふ東京の山師の出店見ていなものを押立てて、薬材で染物のう御始めるつて言つて、何も知らねえ村の者をくらかして、何でもはア五六千円も集めただア。
重右衛門の最後 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)
正行の小柄なのは、幼少からだが、とかくいつ頃からか薬餌になじみがちだった。
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)