“釉薬”のいろいろな読み方と例文
旧字:釉藥
読み方(ふりがな)割合
うわぐすり55.0%
ゆうやく25.0%
くすり10.0%
うはぐすり5.0%
つやぐすり5.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“釉薬”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 工芸 > 工芸75.0%
歴史 > 地理・地誌・紀行 > 北アメリカ33.3%
歴史 > 地理・地誌・紀行 > 日本3.4%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
ここで出来るもので水甕や蓋附壺によい品がありますが、甕で「利休りきゅう」と呼んでいる黄色い釉薬うわぐすりのがあります。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
その下の棚に青い釉薬うわぐすりのかかった、極めて粗製らしい壷が二つ三つ塵に埋れてころがっているのを拾い上げて見た。
ある日の経験 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
表面には、西班牙スペイン風の美麗な釉薬ゆうやくが施されていて、素人の手作りのせいか、どこか形に古拙こせつなところがあった。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
轆轤ろくろにかかる彼の姿は、鬼のように壁へ映った。そして、夜をつみ、日をついで、釉薬ゆうやく染付そめつけの順に仕事が進んだ。
増長天王 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
南蛮なんばん」といって上釉うわぐすりのないものと、「上焼じょうやき」と呼んで釉薬くすりをかけたものと二種類に分れます。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
釉薬くすりは他の北国のものと同じように青味の深い海鼠釉なまこぐすりを用います。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
住居すまひはそこから右手へかけての棟つゞきであるらしく、前面からは塀と樹木とのためによく見えないが、この地方特有の赤黒い釉薬うはぐすりをかけた屋根瓦のぎつしりした厚みがその上に覗いてゐた。
医師高間房一氏 (新字旧仮名) / 田畑修一郎(著)
雪で釉薬つやぐすりをかけたように光る遠くの山々は、桔梗ききょう色にえ渡った空の下で、互いにその何百万年来の、すさんだ顔を見合せた、今朝になって始めて見た顔だ、或るものは牛乳の皮のように
白峰山脈縦断記 (新字新仮名) / 小島烏水(著)
西の方には木曾御嶽が、緩斜の裾を引いて、腰以下を雲の波で洗わせている、乗鞍岳は、純藍色に冴えかえり、その白銀の筋は、たった今落ちたばかりの、新雪ででもあるかのように、釉薬つやぐすりをかけた色をして、鮮やかに光っている。
白峰山脈縦断記 (新字新仮名) / 小島烏水(著)