“磔”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はりつけ87.3%
はり3.2%
はりき1.6%
1.6%
くるす1.6%
たく1.6%
はりつ1.6%
はッつけ1.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何のために鶏を殺したかは、後に論ずるとして、鶏に縁厚い酉歳の書き始めに昔の支那人は元日に鶏をはりつけにしたという事を述べ置く。
ペルチスタンの印度兵の眼を避けて支那の裏面にはりつけにされた同志が、石塘嘴の不夜城に暗黒な心を抱いて一夜を明すのであった。
地図に出てくる男女 (新字新仮名) / 吉行エイスケ(著)
百年もゝとせ刹那せつなちゞめ、血のはりきにし死すとも
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
我ならで叫びぬ、『神よ此身をばにもけね』と。
有明集 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)
これなら、ちよいとくるすを爪でこすつて、きんにすれば、それでも可成かなり、誘惑が出来さうである。
煙草と悪魔 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
『淵鑑類函』一七に『宋書』に曰く、歳朔さいさく、常に葦莢いきょう桃梗とうこうを設け、鶏を宮および百司の門にたくし以て悪気をはらう。
むら百姓文藏と申者に候が是なる妻の里木綿島村もめんじまむらの父が急病ゆゑ見舞みまひまかこし候間何卒御慈悲にて御通し下され候樣願ひ奉つるといひければ彼の侍士は點頭其は不便ふびんの事なり此まゝ引立ひきたてゆくときは御法通りはりつけなれば何卒助けてつかはたくしばし工風のていに見えしが汝等おや孝行のこゝろざしにめで我一了簡れうけん
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
よく人を盲だってだましアがった、感が悪くって泥坊が出来るかえ、此のはッつけめえ
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)