“百年”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ももとせ51.4%
もゝとせ27.0%
ひやくねん18.9%
ハコネ2.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
百年ももとせに一とせ足らぬ九十九髪つくもがみ」というような人たちの中へ、目もくらむような美しい天女が降って来たように見えるのも
源氏物語:55 手習 (新字新仮名) / 紫式部(著)
彼曰ふ、あゝ子よ、この群の中たとひ束の間なりとも止まる者あればその者そののち身を横たゆる百年もゝとせに及び火これを撃つとも扇ぐによしなし 三七—三九
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
かように人類じんるい文化ぶんか三階段さんかいだんがあるといふことをはじめてとなへたひとは、今日こんにちから百年ひやくねんばかり以前いぜんきてゐた、デンマルクの學者がくしやトムゼンであります。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
たはむれに箱根々々はこね/\びしが、ひとあり、櫻山さくらやまむかへる池子山いけごやまおく神武寺じんむじあたりより、萬兩まんりやうふさやかにいたるを一本ひともとかへりて、此草このくさみきたかきこと一ぢやうけだ百年ハコネ以來いらいのものなりほこ
逗子だより (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)