“戲”のいろいろな読み方と例文
新字:
読み方割合
たはむ37.1%
たはむれ11.4%
たは8.6%
たはぶ8.6%
たはぶれ8.6%
8.6%
おど2.9%
そば2.9%
あざ2.9%
ざれ2.9%
たはふ2.9%
たはれ2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
『罪造りの横笛殿、あたら勇士に世をてさせし』。あゝなかたはむれに、なか法界悋氣ほふかいりんきの此一語、横笛が耳には如何に響きしぞ。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
われは夫人に會はんことの心苦しさを訴へしに、公子は唯だたはむれに、そは説法なくては濟まぬならん、されど説法を聽聞ちやうもんせんもおん身に害あらじと答へぬ。
わがこころはなつかしくやるせなくたはれかなしむ。
思ひ出:抒情小曲集 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
みなにくいがもととはへ、可愛かはゆいにもふかい/\えんがある……すればりゃにくみながらの可愛かはゆさ! 可愛かはゆいながらのにくさといふもの! からぢゃ! かなしいたはぶれ、しづんだ浮氣うはき目易めやすみにく
初めは詞もてさま/″\に誘ひたれどそのしるしなかりき。次にはたはぶれのやうにもてなして、掻き抱きたれど、女はいち早くけたり。
ふるいもあたらしいも、愚老ぐらう洒落しやれなんぞをまをすことはきらひでございます。江戸えどのよくやります、洒落しやれとかいふ言葉ことばあそびは、いやでございます。
死刑 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
手足ふるはせのぼりゆくおどけ人形のひとおどり。
思ひ出:抒情小曲集 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
目にしげき風のそばえは寒けれど美篶みすずが原よ春は來にけり
白南風 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
あざるる木間こまのした路に、うまし涙の
泣菫詩抄 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
わざの手振のざればみに笑み廣ごりて興じ合ふ
泣菫詩抄 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
わがいのちたはれうてな
藤村詩抄:島崎藤村自選 (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)