“たは”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
37.5%
20.8%
12.5%
8.3%
8.3%
4.2%
4.2%
4.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たはれ心の紅眞珠べにしんじゆ——キスのおと
太陽の子 (旧字旧仮名) / 福士幸次郎(著)
たはわざなせそ」は、たわわざをするな、巫山戯ふざけたまねをするな、というので、「うちしなりてぞ妹は、たはれてありける」(巻九・一七三八)の例がある。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
あだし人責めも來なくに空しかる影のたはわざ
有明集 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)
かれがさがみだりなる物にて、二八二牛とつるみてはりんみ、馬とあひては竜馬りようめを生むといへり。二八三此のまどはせつるも、はたそこの秀麗かほよき二八四たはけたると見えたり。
ゆめからめたおもひで、あつぼつたかつたかほでた、ひざいて、判然はつきり向直むきなほつたときかれいままでの想像さうざうあまりなたはけさにまたひとりでわらつた。
魔法罎 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
白銀しろがね挿櫛さしぐしたは
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
はや、酔ひしれてたはれきぬ、あな、わが血にぞ。
第二邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
悩みよ、恐れよ、憂さよ、このたはれ心よ、夢よ——消えて、花となれの切ない憧れであつた。
真夏の夜の夢 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)