“巫山戯”のいろいろな読み方と例文
旧字:巫山戲
読み方割合
ふざけ98.0%
ふざ2.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
巫山戯ふざけた真似をしやあがる。俺が渡さねえようにして置いたのに、船を取りに綱渡りで来やあがるなんて畜生、醜態ざまあ見やあがれ」
死剣と生縄 (新字新仮名) / 江見水蔭(著)
畜生、巫山戯ふざけている。私は……一昨々年——家内をなくしたのでございますが、つれがそれだったらこういうめた口は利きますまい。
甲乙 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
と、わざと慇懃に、それゆゑ、なかば巫山戯ふざけて、幾島は腰をかゞめた。
(新字旧仮名) / 岸田国士(著)
おもひ切り巫山戯ふざけ 悪徳をし
わがひとに与ふる哀歌 (新字旧仮名) / 伊東静雄(著)