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『甲乙』
ふりがな文庫
『
甲乙
(
きのえきのと
)
』
先刻は、小さな女中の案内で、雨の晴間を宿の畑へ、家内と葱を抜きに行った。……料理番に頼んで、晩にはこれで味噌汁を拵えて貰うつもりである。生玉子を割って、且つは吸ものにし、且つはおじやと言う、上等のライスカレエを手鍋で拵える。……腹ぐあいの悪 …
著者
泉鏡花
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「女性」1925(大正14)年1月号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約46分(500文字/分)
朗読目安時間
約1時間17分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
柔
(
やわらこ
)
寛
(
はだ
)
退
(
ずさ
)
通
(
かよい
)
父
(
おとっ
)
可憐
(
あわれ
)
私
(
わたい
)
一
(
びと
)
蔑
(
な
)
拵
(
あつら
)
抱
(
だい
)
善
(
いい
)
好
(
このみ
)
卑
(
さもし
)
浮
(
うっか
)
立
(
だち
)
母
(
おっか
)
反
(
たん
)
淡
(
うっす
)
清
(
すずし
)
間
(
うち
)
植
(
うう
)
極
(
きまり
)
奇異
(
みょう
)
頷
(
うなずき
)
否
(
いえ
)
仰向
(
あおの
)
縷
(
かが
)
一
(
いっ
)
一体
(
ひとつ
)
翌朝
(
あす
)
明
(
あかり
)
広
(
び
)
下
(
さが
)
寂
(
さみ
)
婦
(
ひと
)
退
(
すさ
)
真実
(
まったく
)
肥満
(
でっぷり
)
落
(
おっ
)
明
(
あきらか
)
皺
(
しな
)
巌窟
(
いわむろ
)
衣
(
きもの
)
相対
(
さしむか
)
大
(
おおき
)
突
(
つつ
)
乾
(
いぬい
)
頭
(
かぶり
)
況
(
いわん
)
些
(
ちっ
)
這
(
はい
)
通
(
とおり
)
危
(
あやぶ
)
助
(
たすか
)
浸
(
にじ
)
切
(
きり
)
空
(
くう
)
翌日
(
あした
)
故
(
わざ
)
敏捷
(
すばや
)
悚然
(
ぞっと
)
待合
(
まちあ
)
落
(
おつ
)
彼家
(
あのいえ
)
当初
(
はな
)
蓮田
(
はすた
)
細
(
ほっそ
)
桟道
(
さんばし
)
向合
(
むかいあい
)
勝
(
がち
)
矢張
(
やっぱ
)
瞬
(
またたき
)
温和
(
おだやか
)
一々
(
ひとつびとつ
)
他
(
よそ
)
下
(
お
)
真個
(
まったく
)
転
(
ころが
)
怪
(
あやし
)
思
(
おもい
)
草
(
そう
)
絡
(
まつ
)
絞
(
しぼり
)
結
(
ゆわ
)
後
(
うしろ
)
逡巡
(
しりごみ
)
一茎
(
ひとえだ
)
一蹴
(
ひとけり
)
可哀
(
あわれ
)
青簾
(
あおす
)
可恐
(
こわ
)
透
(
とお
)
三峰
(
さんぽう
)
上
(
あが
)
細
(
こまか
)
薄
(
うっす
)
両方
(
ふたかた
)
此方
(
こっち
)
室
(
ま
)