“一体”のいろいろな読み方と例文
旧字:一體
読み方割合
いったい55.6%
いつたい17.8%
いってえ13.3%
いってい6.7%
いつてい2.2%
ひとつ2.2%
言葉2.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
八時今市(いまいち)発の汽車に乗らぬと、今晩中に日光へ行(ゆ)くことは出来ぬ。一体(いったい)、塩原から日光へひと跳びというのが已(すで)に人間業(わざ)ではない。
……一体(いつたい)が、天上界(てんじやうかい)の遊山船(ゆさんぶね)に擬(なぞ)らへて、丹精(たんせい)籠(こ)めました細工(さいく)にござるで、御斉眉(おかしづき)の中(なか)から天人(てんにん)のやうな上﨟(じやうらう)御一方(おひとかた)、と望(のぞ)んだげな。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
龜「手前(てまえ)は新参者の癖に、殿様のお気に入りを鼻に懸け、大手を振って歩きやアがる、一体(いってえ)貴様は気に入らねえ奴だ、この畜生め」
「俺(おい)らは一体(いってい)、雪というやつはあまり好かねえんだ、降る時は威勢がいいけれど、あとのザマと言ったらねえからな」
大菩薩峠:14 お銀様の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
「駐在所ぢや、一体(いつてい)何を為て居るんだか、はア、困つた事だ」
重右衛門の最後 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)
円髷(まるまげ)の女には円髷の女、銀杏返の女には銀杏返(いちょうがえし)の女が、他(ほか)に一体(ひとつ)ずつ影のように——色あり縞ある——影のように、一人ずつ附いて並んで、……いや、二人、三人、五人、七人、おなじようなのが
甲乙 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
あのお方はチャンタン(チベットの西方(せいほう)の高原を指していう)の名高いラマ(上人)でござります——チャンタンという一体(言葉)の意味は北の原ということになって居るがチベットでは西の原を
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)