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一體
「
一體是や、
何う
云ふ
了見だね」と
自分で
飾り
付けた
物を
眺めながら、
御米に
聞いた。
御米にも
毎年斯うする
意味は
頓と
解らなかつた。
今度の
旅は、
一體はじめは、
仲仙道線で
故郷へ
着いて、
其處で、
一事を
濟したあとを、
姫路行の
汽車で
東京へ
歸らうとしたのでありました。
一體家屋が
新しい
間は
柱と
横木との
間を
締めつけてゐる
楔が
能く
利いてゐるけれども、それが
段々古くなつて
來ると、
次第に
緩みが
出て
來る。