“今度”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こんど79.5%
こんだ10.0%
このたび8.0%
こたび1.0%
こんたび0.5%
こんだあ0.5%
コノタビ0.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そうして今度こんどは、石を二度、沼の中に投げこみました。ゆっくりと間を置いて、はじめのあわがえてしまうと、また投げるのです。
清造と沼 (新字新仮名) / 宮島資夫(著)
「そんぢや、今度こんだ澤山しつかりえびやな、ろくんもしねえで、おこられちやつまんねえな」土瓶どびんにしたばあさんはわらひながらいつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
されば今度このたびこの地において花馬車競技があるというにより、日本人と中華民国人の微妙なる差別を広く一般に示すはこの時なり。
今度こたび一部いちぶふみとしておづさにのぼせ、おほやけひやうをもこひ
うもれ木:01 序 (旧字旧仮名) / 田辺竜子(著)
わしは矢切の婆アでございます、今度こんたびは又飛んだ行違ゆきちげえから伊之助さんがえれえやめえになったと云うは、私どもで怨んでるという訳なんで
「おつうらとつても今度こんだあ駄目だめだよ」勘次かんじ果敢はかない自分じぶん心持こゝろもちゆゐ一の家族かぞくであるおつぎの身體からだけるやうにしをつていつた。勘次かんじ衷心ちうしんから恐怖きようふしたのである。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
御割子オワリゴ(中食)ノ後、鳥羽桟敷トバサジキヲ数刻ニテ出御、今度コノタビ四方輿シハウゴシナリ。三方ノレンヲ捲カセラレ、女房三人ハ張輿ハリゴシ、武士数百騎、路頭、前後ヲ囲ム。
私本太平記:05 世の辻の帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)