“このたび”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:コノタビ
語句割合
此度64.2%
今度22.6%
這囘3.8%
今回1.9%
此回1.9%
此次1.9%
這回1.9%
這度1.9%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さて、此度このたび、都へと、一家そろつての旅ですが、これは或ひは一家にとつて単なる旅では無くなるかもしれません。
秋の夜がたり (新字旧仮名) / 岡本かの子(著)
らきてみしやいなじんすけこたへぶりの果敢はかなさに、此度このたびこそとかきたるは
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
されば今度このたびこの地において花馬車競技があるというにより、日本人と中華民国人の微妙なる差別を広く一般に示すはこの時なり。
また、今度このたび長政が信長と絶縁せんとするや、到底信長に敵しがたきを知って極力諫止かんしせんとした。
姉川合戦 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
這囘このたび向島むかうじま武蔵屋むさしやおいて、昔話むかしばなしくわい権三ごんざりやす」
落語の濫觴 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
ところ這囘このたび多分たぶんのお手当てあてあづかり、其上そのうへめづらかなるくまの皮を頂戴ちやうだいしましたよ
八百屋 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
閣下、其れは余りに残酷なことで御座りまする、わたくしが社会党などに娘をることが出来まするものか出来ませぬものか、少し御賢察を願はしう存じまする、——近い御話が、閣下、今回このたび炭山の坑夫同盟でも明かでは御座りませぬか
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
此回このたび外夷御親征のため、不日南都へ行幸の上御軍議あるべきにつき、その節御召に応じて忠義を励むべき……
扨市野など不相替会合可有之遙想仕候。梧堂はいかが。杳然せうそこなし。其外存候人へ御致声ごちせい宜奉願上候。別而べつして御内政ごないせい様おさよどのへ御祝詞奉願上候。此次このたび状多したため腕疲候而やめ申候。春寒御自玉可被成候。恐惶謹言。正月廿一日。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
其頃既に庄内藩には府下非常をいましめのため常に市中を巡邏じゆんらあり、且つ南北の町奉行にも這回このたびの暴挙を鎮撫なさんと自ら夥兵くみこを従へつつあまねく市街を立廻りて適宜の処置に及ばんとするに
されば好い加減に引込めと大向うから呶鳴られぬ前、長えは毒と一旦筆を擱きはしたが、這度このたびは古きをたずねて新しきを知る、チッとばかり昔のことを言わして頂くことにした。
残されたる江戸 (新字新仮名) / 柴田流星(著)
さきには専ら田園の趣味を伝えしもの、這度このたびは山野に則り、忽ちにして森林、忽ちにして沼池、一径尽くるところ橋ありて通じ、湖海ひろがるところ丘陵峙つの概、かれらの理想説は如此かくのごとくにしてものされ、かれらの自然観は如此にして説明さるるのである。
残されたる江戸 (新字新仮名) / 柴田流星(著)