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夥兵
ふりがな文庫
“夥兵”の読み方と例文
読み方
割合
くみこ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
くみこ
(逆引き)
其頃既に庄内藩には府下非常を
誡
(
いまし
)
めのため常に市中を
巡邏
(
じゆんら
)
あり、且つ南北の町奉行にも
這回
(
このたび
)
の暴挙を鎮撫なさんと自ら
夥兵
(
くみこ
)
を従へつつ
普
(
あまね
)
く市街を立廻りて適宜の処置に及ばんとするに
大菩薩峠:16 道庵と鯔八の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
顔の色は
蒼
(
あお
)
ざめて、
乱髮
(
みだれがみ
)
振りかかれるなかに輝きたる
眼
(
まなこ
)
の光の
凄
(
すさ
)
まじさ、
瞻
(
みまも
)
り得べきにあらず。
夥兵
(
くみこ
)
立懸
(
たちかか
)
り、
押取巻
(
おっとりま
)
く、
上手
(
かみて
)
に
床几
(
しょうぎ
)
を据えて侍控えいて、何やらむいい
罵
(
ののし
)
りしが、
薪
(
たきぎ
)
をば投入れぬ。
照葉狂言
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
夥兵(くみこ)の例文をもっと
(2作品)
見る
夥
漢検1級
部首:⼣
14画
兵
常用漢字
小4
部首:⼋
7画
“夥”で始まる語句
夥
夥多
夥間
夥伴
夥多敷
夥中
夥度
夥敷
“夥兵”のふりがなが多い著者
中里介山
泉鏡花