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巡邏
ふりがな文庫
“巡邏”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
じゅんら
93.5%
じゆんら
6.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
じゅんら
(逆引き)
陣中を
巡邏
(
じゅんら
)
する警板の響きがする。……周瑜はとみればなお前後不覚の
態
(
てい
)
たらくだ。残燈の光淡く、浅ましい寝すがたに明滅している。
三国志:07 赤壁の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
断然
彼
(
か
)
の兵士の
巡廻
(
じゅんかい
)
を廃し、改めて
巡邏
(
じゅんら
)
と
云
(
い
)
うものを組織し、後に
之
(
これ
)
を巡査と改名して東京市中に平和穏当の取締法が出来ました。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
巡邏(じゅんら)の例文をもっと
(29作品)
見る
じゆんら
(逆引き)
其頃既に庄内藩には府下非常を
誡
(
いまし
)
めのため常に市中を
巡邏
(
じゆんら
)
あり、且つ南北の町奉行にも
這回
(
このたび
)
の暴挙を鎮撫なさんと自ら
夥兵
(
くみこ
)
を従へつつ
普
(
あまね
)
く市街を立廻りて適宜の処置に及ばんとするに
大菩薩峠:16 道庵と鯔八の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
それが
頻
(
しき
)
りに市中を
巡邏
(
じゆんら
)
する。尚ほ手先を使つて、彼等盜賊の
迹
(
あと
)
を附けさせると、それが今の
芝
(
しば
)
の
薩摩
(
さつま
)
ツ
原
(
ぱら
)
の薩州屋敷に
入
(
はい
)
るといふのでこの賊黨はとう/\
薩藩
(
さつぱん
)
中
(
ちう
)
の
溢
(
あふ
)
れ
者
(
もの
)
だといふことが分つた。
兵馬倥偬の人
(旧字旧仮名)
/
塚原渋柿園
、
塚原蓼洲
(著)
巡邏(じゆんら)の例文をもっと
(2作品)
見る
“巡邏”の意味
《名詞》
巡 邏(じゅんら)
見回って歩くこと。警戒・監視の意味合いがある。
江戸末期(江戸幕府・近代化・西洋式官僚制度受容の流れから、岡っ引きを改め)江戸市中を見回り、警備・治安維持に当たった役人。羅卒
(出典:Wiktionary)
巡
常用漢字
中学
部首:⼮
6画
邏
漢検1級
部首:⾡
23画
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