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巡邏
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じゆんら
其頃既に庄内藩には府下非常を
誡めのため常に市中を
巡邏あり、且つ南北の町奉行にも
這回の暴挙を鎮撫なさんと自ら
夥兵を従へつつ
普く市街を立廻りて適宜の処置に及ばんとするに
それが
頻りに市中を
巡邏する。尚ほ手先を使つて、彼等盜賊の
迹を附けさせると、それが今の
芝の
薩摩ツ
原の薩州屋敷に
入るといふのでこの賊黨はとう/\
薩藩中の
溢れ
者だといふことが分つた。
“巡邏”の意味
《名詞》
巡 邏(じゅんら)
見回って歩くこと。警戒・監視の意味合いがある。
江戸末期(江戸幕府・近代化・西洋式官僚制度受容の流れから、岡っ引きを改め)江戸市中を見回り、警備・治安維持に当たった役人。羅卒
(出典:Wiktionary)