“巡邏船”の読み方と例文
読み方割合
じゅんらせん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ふなばたで米を炊いでいる女も、首を挙げて怒鳴った。水上警察の巡邏船じゅんらせんが来て整理をつけた。
河明り (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
十七番のナターシャさんも同じジャンクで拾われていたし、パン屋のソニーさんも鯨捕り船だったかに拾われて来たのを、白軍の巡邏船じゅんらせんが見付け出して警察に引き渡したんですって。
支那米の袋 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
あかりを点けて行かんと、巡邏船じゅんらせんから、発砲されても、苦情は受けつけぬぞ」
松のや露八 (新字新仮名) / 吉川英治(著)