“這回”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
このたび50.0%
はいまわ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其頃既に庄内藩には府下非常を誡(いまし)めのため常に市中を巡邏(じゆんら)あり、且つ南北の町奉行にも這回(このたび)の暴挙を鎮撫なさんと自ら夥兵(くみこ)を従へつつ普(あまね)く市街を立廻りて適宜の処置に及ばんとするに
何という意味かその時も知らず、今でも分らないが、あるいは仄(ほのか)に東洋城(とうようじょう)と別れる折の連想が夢のような頭の中に這回(はいまわ)って、恍惚(こうこつ)とでき上ったものではないかと思う。
思い出す事など (新字新仮名) / 夏目漱石(著)