“這々”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
ほうほう58.9%
はふ/\28.6%
ほう/\5.4%
はう/\1.8%
はふはふ1.8%
ほうぼう1.8%
ほう/″\1.8%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“這々”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸8.1%
芸術・美術 > スポーツ・体育 > 釣魚 遊猟3.0%
文学 > 日本文学 > 小説 物語1.1%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
けれども天運に恵まれず、堺に旅行中であつたから這々ほうほうていで逃げて帰る、秀吉にしてやられて、天下は彼から遠退いた。
二流の人 (新字旧仮名) / 坂口安吾(著)
長居をしてはどういう目に逢うか知れないと思って、あわてふためいて這々ほうほうていで、使者の連中は逃げ帰ってしまいました。
出先で、妖怪に逢ひ這々はふ/\の体で自分の家に逃げ帰ると、その恐ろしい魔物が、先廻りして、自分の家に這入り込んでゐる。
真珠夫人 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
「馬道の三五郎親分のところにゐましたよ。すつからかんに叩いて、夜が明けてから這々はふ/\の體で歸つたのをみんな知つてゐまさア」
這々ほう/\ていで逃げてくと、弥次馬に追掛おっかけられて又打たれる、意気地いくじのない事。
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
それでも、どうにか斯うにか次ぎの停車場まで持ちこたえて、這々ほう/\ていでプラットフォームから改札口へ歩いて行く自分の姿の哀れさみじめさ。
恐怖 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
父の不行蹟の為に家庭が収まらず、親の争ひを倅が見るに忍びなかつたり、「あれが家に居る間は、断じて帰らない。顔を見るのも嫌だ。」などと父が彼を罵つたといふことを聞いたり……そんなわけで這々はう/\の態で彼は
スプリングコート (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
れば、五千余騎の兵共、残り少なに討ちなされて、みな這々はふはふ、京へさしてぞ、逃げ返りける。〔太平記〕
私本太平記:05 世の辻の帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ルパンは今までにこんな忌々しい屈辱な目にあった事が無かった。まるで袋の鼠同様の憂目、這々ほうぼうの体たらくである。しかもこれに対してどうする事が出来ようか。
水晶の栓 (新字新仮名) / モーリス・ルブラン(著)
と云われて両人ふたりの悪者は這々ほう/″\ていで逃げてきます。
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)