“瞬間”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
しゅんかん50.6%
しゆんかん21.2%
とき7.1%
またたくま7.1%
たまゆら4.7%
しきり2.4%
またゝくま2.4%
ほんのま1.2%
またたく1.2%
またたくあいだ1.2%
(他:1)0.9%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“瞬間”を含む作品のジャンル比率
文学 > 英米文学 > 小説 物語(児童)15.8%
文学 > ロシア・ソヴィエト文学 > 小説 物語6.5%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)2.7%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
……みなさん、後にわが人類を救った種痘法しゅとうほうなるものは、実にこの瞬間しゅんかんに考えだされたものであります。
ジェンナー伝 (新字新仮名) / 小酒井不木(著)
——その瞬間しゅんかん、ザクンと一打ひとうち、大きなくまの手が、かれの右のひたいから頭にかけて打ちおろされた。
くまと車掌 (新字新仮名) / 木内高音(著)
蒸氣ゆげなかつきが一瞬間しゆんかんしかめてすぐにつやゝかな姿すがたつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
勘次かんじはそれをいた瞬間しゆんかんかた唐鍬たうぐはころがしてぶつりとつちつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
そしていきなり次の瞬間ときには家の脾腹に打ち砕けて、駄夫諸共に揺すぶりながら裏手一帯の竹藪に舞ひ狂ふのがきこえてゐた。
竹藪の家 (新字旧仮名) / 坂口安吾(著)
今この瞬間ときでなくいつの日にたのしみ得よう?
ルバイヤート (新字新仮名) / オマル・ハイヤーム(著)
諸大名方へのお出入りも出来、内弟子外弟子ひっくるめると、およそ千人の門弟が瞬間またたくまに出来上ってしまいました。
正雪の遺書 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
死骸は狼に喰い裂かれ、後へ残ったのは襤褸ぼろばかりであった。しかしそれさえ雪に蔽われ瞬間またたくまに消えて行った。
八ヶ嶽の魔神 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
瞬間たまゆら叫喚さけびき、ヸオロンぞめしひたる。
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
瞬間たまゆらの膏油と熱きしし
第二邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
その法師は声を掛けた。落着き払った態度である。賊共はちょっと驚いて一瞬間しきりにわかに静まった。
郷介法師 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
さっきから今にも泣き出しそうにどんより曇っていた低い空からみぞれがパラパラと降って来たが、それさえほんの一瞬間しきりで、止んだ後は尚さびしい。
赤格子九郎右衛門の娘 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
たゞ一の瞬間またゝくまさへ、我にとりては、かのネッツーノをしてアルゴの影に驚かしめし企圖くはだてにおける二千五百年よりもなほ深き睡りなり 九四—九六
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
宜しい、此方こっちでも止しましょう、憚りながら零落しても岩村玄石だ、先年売込んだ名前があるから秘術鍼治しんじの看板をけさいすれば、五両や十両の金は瞬間またゝくまいって来るのは知れているが
名人長二 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
市内で相応に名を売つてゐる或る鶏肉かしは屋の主人あるじ鶏肉かしはの味はとりおと瞬間ほんのまにあります。」と言つてしかつべらしく語り出す。
そして、物凄くも奇怪のことには、それら殺された獣のしがいは、眼に見えぬ手で持ち去られるものか、それとも雪に埋もれるのか、瞬間またたく間に消え去って、後には斑々たる生血ばかりが雪を紅に染めている。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「はっ」と云って権六は落ちている枯木をあさり出した。東条数馬も手を貸したので、瞬間またたくあいだに枯木の山が楠の木の根もとへ築かれた。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
(1) 詩より詩作の瞬間モメントを愛す。
抒情小曲集:04 抒情小曲集 (新字旧仮名) / 室生犀星(著)