“燬”の読み方と例文
読み方割合
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やうしたに、うづいてくるしさうなかはらいろが、幾里いくりとなくつゞ景色けしきを、たかところからながめて、これでこそ東京とうきやうだとおもことさへあつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
『憶得詩』は安政戊午の冬湖山が神田お玉ヶ池の家をかれた後みずから編成した詩集である。その事は第二十七回に述べてある。毅堂は集の終に
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
垢にまみれて破れ裂け、補給の道もなく、皮膚は一年有余にわたる灼熱の太陽にかれてアンゴラ土人となんの変わりもないくらいにこげ切っていた。
令嬢エミーラの日記 (新字新仮名) / 橘外男(著)